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前回のコラムでも紹介したように、トイレのしつけは「犬の排泄の習性」をよく理解し、まずはその習性に基づいた飼育環境の設定が非常に重要となります。また、犬は繰り返し排泄した場所をトイレとして学習するため、トイレのしつけを行う際は「トイレが上手にできた時に褒める」ことよりも、トイレ以外の場所で排泄をした経験をさせないように「失敗を予防する適切な対応」が重要となります。
一般的に、子犬は「ご飯、水を飲んだ後」、「寝起き」、「運動(興奮)した後」、「おおよその決まった時間」、などのタイミングで排泄をしやすいため、「寝起き」、「食事や水を飲んだ後」は子犬をすぐにトイレまで連れていき排泄を促しましょう。また、部屋で飼い主と遊んでいる最中など子犬が興奮した際も排泄をしやすいため、遊びの時間とトイレに連れていく時間を交互に設け失敗を防ぐようにします。子犬の一日の排尿回数は、8週齢でおよそ10~15回程度、5か月齢で一日6~8回程度ですが、排泄はほぼ同じサイクルで行われる傾向があるため、排泄をした時間を毎日記録しておくことでおおよその排泄時間を予測することができ、事前にトイレに連れていくことで失敗を防ぐことができます。
排泄の前には、「地面の匂いを頻繁に嗅ぎ始める」、「ウロウロして落ち着きがなくなる」といった素振りが見られます。このような素振りが見られたらすぐにトイレまで連れていき排泄の失敗を予防しましょう。
子犬はトイレを素材だけではなく場所で覚えることも多い為、サークルから出すとトイレの場所が分からなくなり失敗をしてしまいます。そのため、初めのうちは子犬がサークルの外にいるときにトイレまで移動して排泄することは非常に難しい為、普段使用しているトイレと同じ素材のトイレをサークルの外にも数か所設置してあげる必要があります。サークルの外でも、同じトイレで排泄をした経験を繰り返すことで、子犬は徐々に場所ではなく素材でトイレを覚えるようになり、徐々に自らトイレまで移動して排泄ができるようになります。
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